楽天ポイント投資はうまくやれば非課税?

投資

楽天ポイント、Vポイント、paypayポイントなど、クレジットカードなどの利用で貯まるポイントについては、それを用いての資産運用が可能。これ富裕層・・・というか多少お金に余裕のある人たちは全く気にしてないと思うけど、うまくやると非課税で運用できるので一応気にしておいた方が良い、ということに最近気づいた。

実は「ポイント運用」と「ポイント投資」はだいぶ違う概念なので、分かりづらいけど一応整理しておいた方が良い。ちなみにネタとしては、資産運用とか投資とか税金というよりは、ポイ活に近いレベルなのでご容赦を。

ポイント運用ポイント投資
性質ポイントそのものの運用ポイントを現金に見立てての運用
引き出す際ポイントのまま現金に変換
配当・分配金なしあり
証券口座の開設不要必要
税金一時所得普通の運用益として課税
紛らわしいけど・・・「ポイント投資」は性質がほぼ現金

ポイント投資は現金とほぼ同じ扱いなので、問題はポイント運用。人によって「非課税」と言ってる人もいれば「一時所得」と言ってる人もいるが、安牌で一時所得の扱いを受けるとする。

国税庁のサイトからコピペすると、一時所得の例は以下の通り。
(1)懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
(2)競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます。)
(3)生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
(4)法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものを除きます。)
(5)遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
(6)資産の移転等の費用に充てるため受けた交付金のうち、その交付の目的とされた支出に充てられなかったもの

で、一時所得の計算方法は、

総収入金額 – 収入を得るために支出した金額 – 特別控除額(最高50万円)

つまり収入が100万円で、元手が30万円の場合、ここから最大50万円を控除した金額=20万円が一時所得に。そして税金計算にあたってはこの20万円をさらに1/2したもののみが課税対象となる。

つまり、
・楽天ポイントなどの各種ポイントはキャッシュバックや充当などで現金化して使えばせいぜい1ポイント=1円になってしまうところ、
・グッと堪えてポイント運用(ポイント投資ではない)してポイントを増やしておき、
・毎年50万円以内のポイント運用益を益出しする分には非課税
・50万円を超えた分も課税対象は1/2

ということで、ポイントの類は全て運用することに。これ私の理解が間違っている可能性もあるので、判断は税理士や税務署への相談の上自己責任にてお願いいたします。

なお、楽天ポイントのポイント運用の始め方は・・・

Step1 RakutenPointClubのサイトにログイン
Step2 左カラムから「はじめる」
Step3 アクティブコースとバランスコースのどちらかからコースを選ぶ
Step4 投入ポイント数を決める

楽天ポイントで運用益を毎年50万ポイントも出せるなんてどんなポイント数?ちなみにアクティブコースで採用されている「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)【愛称】楽天インデックスバランス(株式重視型)」では直近5年で70%弱のリターン。

年間11%程度の運用成績ということになるが、500万ポイント近い楽天ポイントがなければ毎年50万ポイントの益出し(利確)はできない、ということになるので、課税されるほどポイント運用で増やすことなど想定できない→ポイントは現金化せず全部運用に回してしまった方が長期的に見て良いのでは、ということに気づいたよ、というとても小さなお話。小さいと言ってもNISAの非課税枠が年間360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)なので、まあ投資元本の話か運用益の話かでだいぶ違いはあるけど50万円分のポイント運用利確が非課税になるというのもそこまで小さい話でもないかも?

(2024年1月時点の情報です、実際の運用においては専門家の判断を仰いで自己責任でお願いします)

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